今回がCLINICIANS初投稿です!
記念すべき初投稿は、背骨(体幹)の動きによる重心移動によってパフォーマンスを変えることができるということについてお話しします。
高齢者からアスリートまで使える基本的で応用できる評価と治療法なのでご参考までに。
動きは全て重心移動によってスムースに起こる
人間の動きには、すべて重心の移動が必ず起こります。
一歩も動かず、その場で手を横に伸ばすだけでも重心は移動しています。
逆に言えば、うまく重心を移動できていないで動くと身体には負担がかかります。
肩、膝の痛み、大腿筋膜張筋などの筋の過緊張なども体幹の動きによる重心移動が不足していることによって起こっているかもしれません。
下肢疾患の患者さんを担当したときに体幹を評価できてなかった方、体幹を評価するのが苦手という方は是非チェックしてみてください。
そんなに難しいことは言いませんw
重心移動の重要性
それではまず、体幹可動域の評価について見てみましょう。
日本整形外科学会の体幹可動域の測定方法は以下の通りに学校で習いましたよね。
もちろんこの測定方法で評価できることは必要です。
でも、この体幹回旋のやり方で普段動くことありますか?
頭の位置は変わらず、重心が両脚の真ん中にあるままで、身体を捻る。
あまりないですよね?
例えば、座位で左にあるものを右手でとろうとするときは左坐骨に重心がのったほうが楽にとれるし、遠くまで手を伸ばせますよね。
この重心が移動しながら体幹を捻るというのがポイントです。
これができないで手をのばすから肩が痛くなるんです。
体幹回旋の評価方法
それでは、重心移動を伴う体幹回旋の評価方法についてご説明します。
骨盤を起こした状態でそれぞれの股関節(坐骨)にみぞおちが移動するまで背骨を回旋させる
これだけですw
でもたったこれだけのことができない人が非常に多いんです!
胴体を捻る
肩甲骨と胸郭が一体となって動き始めるのでなく、
肩甲骨と分離して胸郭(背骨)を捻る pic.twitter.com/inC6qvKihO
— モッキー@身体と対話する理学療法士 (@chinesu4) 2018年11月13日
同じことを立位でできることで正常な片脚立位姿勢がとれます。
では、逆に立位で重心が左の股関節上まで移動できずに左片脚立位になったらどうなりますか?
・片脚立位をとるために体幹を左に傾ける
・骨盤を左に過剰に移動させる
・太腿部や股関節の筋肉を過剰に使う
という感じですかね?
この代償動作って中殿筋の機能低下でよく言われますよね。
なので、もしかしたら股関節の問題でなく体幹の問題なのかもしれません。(もちろん両方かもしれません。)
大腿筋膜張筋や外側広筋の過緊張も体幹の動きによる重心移動ができてないことで起こっているかもしれません。
それをただマッサージする、ストレッチするだけでよくなりますか?むしろ悪化するかもしれませんね。
また、重心の移動が不足していると反対の右脚にも重心が残り、体重がかかってしまっているのでknee inの状態になる可能性もありますね。
まずはこのように大まかに評価してそこからさらに細かくどこが原因で制限になっているのかみていくといいと思います。
そして、これは評価だけでなくセルフエクササイズとしても使えます。
背骨を動かすことで股関節の可動域も改善したり、歩行時痛などが改善しますよ。
背骨を動かして重心移動させるセルフエクササイズ
長くなってきたので側屈は簡単にご説明します。
要領は同じです。
重心を左に移動するときは体幹の左側を伸ばす、右側が縮めます。
左の股関節上までみぞおちが移動しているかどうかを評価してください。
胴体を伸ばす、縮める
扇のように肋骨が一つ一つ開いて体側が伸びるイメージ
みぞおちは伸ばす側の股関節の上に
(これはまだまだかたいなー
伸びずにただ横にスライドしてる感じになってますね) pic.twitter.com/fJrdLvTKzA— モッキー@身体と対話する理学療法士 (@chinesu4) 2018年11月13日
まとめ
体幹の回旋と側屈による上半身重心の移動の不足は、身体のあらゆる問題に関係します。
人間の動作は、重心のコントロールがいかにできるかだと思います。
トップアスリートは、重心のコントロールを無駄なくスムースにできているから高いパフォーマンスを発揮できるのだと思います。
エクササイズ時に重心がうまく移動できてなかったり、重心の移動が少ないメニューばかり行っていると障害につながるかもしれませんよ。
本日は以上で終わります。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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