整形外科

肩関節上腕靭帯の位置と名前を覚えるコツ!!

こんにちは。
CLINICIANSの郷間(@FujikataGoma)です。

 

今回は肩甲上腕関節に存在する靭帯について簡単にわかりやすく解説していきたいと思います。

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肩関節疾患と言えば最初に思いつくのは肩関節周囲炎ではないでしょうか?

実は肩関節周囲炎には様々な病態があり、
上腕二頭筋長頭腱炎やインピンジメント症候群、滑液包炎などがあります。

特にインピンジメント症候群の原因の中には“拘縮”がとても関与しています。

では、拘縮とはどういったものなのでしょうか?

 

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拘縮とは

拘縮とは「他動的に関節可動域が制限された状態」を意味するものであり、それを改善するために最も必要な知識が「関節機能解剖学」である。
(引用:林典雄.運動療法のための運動器超音波機能解剖 拘縮治療)

 

拘縮を治療していくにあたって、骨・靭帯・筋の知識が必須のようですね。

 

時間があれば骨・靭帯・筋について全てお伝えしていきたいところですが、今回は肩甲上腕関節周囲に存在する4つの靭帯の位置と名前を覚えるコツについて解説していきます。

 

肩関節周囲の靭帯は膝のACL、PCL、MCL、LCLに比べるとマイナーな靭帯であまり聞き覚えがないと思いますがこの記事を読んでいただければきっと簡単に覚えられると思います!

関節上腕靭帯とは

まず、肩甲上腕関節周囲には
上関節上腕靭帯(superior gleno-humeral ligament:SGHL)
中関節上腕靭帯(middle gleno-humeral ligament:MGHL)
前下関節上腕靭帯(anterior inferior gleno-humeral ligament:AIGHL)
後下関節上腕靭帯(posterior inferior gleno-humeral ligament:PIGHL)があります。

SGHL、MGHL、AIGHL、PIGHL。
こうやって表にしても中々覚えにくいですね。
英語もいまいちイメージしにくい…

 

関節上腕靭帯:GHLの覚え方

でも、GHL=gleno-humeral ligament(関節上腕靭帯)と解釈してしまえば、あとは前の部分の英語の頭文字を覚えるだけ!

S=Superior:上  上のほうの関節上腕靭帯だ

M=Middle:中  真ん中あたりの関節上腕靭帯だ

A=Anterior:前 I=Inferior:下  前下方の関節上腕靭帯だ

P=Posterior:後 I=Inferior:下  後下方の関節上腕靭帯だ

どうですか?
意外とイケそうじゃないですか?
私は大学時代これで覚えられました!

 

関節上腕靭帯の運動制限

ちなみに、関節上腕靭帯の運動制限は以下の通りです。(おまけ)

挙上制限:下方関節包、AIGHL、PIGHL

1st外旋制限:SGHL、MGHL

2nd外旋制限:MGHL、AIGHL

3rd内旋制限:PIGHL

いかがでしたか?
関節上腕靭帯に苦手意識がある方々の参考になっていたら嬉しいです♪

 

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藤沢肩関節機能研究会 郷間
藤沢肩関節機能研究会 郷間
職業:理学療法士/整形外科勤務/パーソナルトレーニング/資格:運動器認定理学療法士(スポーツ領域)/活動:藤沢肩関節機能研究会代表/藤沢肩関節機能研究会では神奈川県藤沢市で毎月エコーを用いた肩肘関節の動態評価と臨床応用技術を磨く研修会を開催しています。 皆さんによりよい肩・肘関節の情報を発信していきます!
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