こんにちは、理学療法士・アスレティックトレーナーの白須達也です。
近年のランニングブームの影響でランニングが原因で身体のトラブルが出現する患者さんやクライアントさんが増えています。
そこで今回の記事から何回かに分けてランニングについて書いていきたいと思います。
今回はリハビリやトレーニングに活かせるウォーキングとランニングの違いについて簡単に解説します。
ウォーキングとランニングの違いとは?
一般的にウォーキングとランニングの違いは歩行・走行のスピードの違いではなく、
「左右の足の接地状況」
にあります。
それぞれの定義は以下のとおりです。
▶︎左右どちらかの足が常に接地していればウォーキング
▶︎どちらの足も接地していなければランニング
そして、左右どちらの足も接地していない時期を浮遊期(floating phase)と言います。
この浮遊期の有無がウォーキングとランニングの決定的な違いであり、競歩のルールの元になっています。
立脚期(support phase)と遊脚期(recovery phase)とは
ウォーキングもランニングも、左右どちらかの足が地面に接地している立脚期(support phase)と呼ばれる時期があります。
これは足が地面に接地してからつま先で蹴り出すまでの間を言います。
一方、蹴り出し後に足が地面を離れてから空中で前へ移動し、次に再び接地されるまでの間を遊脚期(recovery phase)と言います。
ウォーキングもランニングも左右の足が立脚期と遊脚期を交互に繰り返す事で、身体を前方へ進める動きになります。
特にランニングは、前述したように左右の足が同時に遊脚となる浮遊期があるのが特徴です。
リハビリやトレーニングで大切なこと
ランニングでは両足が空中にある浮遊期が生じることで、ウォーキングのように両脚が接地している時期(両脚支持期)がなくなります。
このことから考えられることは、ランニングにおける立脚期では常に片脚にて体重を支持する能力が求められるということ。
そのため、ランニングにおけるリハビリやトレーニングでは片脚支持においていかに身体の安定性を高めることができるかが大切になってきます。
引用元:参考資料2)
終わりに
今回はウォーキングとランニングの違いについて、セラピストが効果的にリハビリやトレーニングを行うために知っておいた方が良いことをまとめました。
知らなかった方は少しでも臨床に活かして頂ければ幸いです。
次回はランニング動作のメカニズムについて書きたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!
参考資料
1)Adelaar R.S:The practiceal biomechanics of running.Am J Sports Med,14:497-500,1986
2)編 中村千秋,著 角勝良,熊崎昌:走動作のファンクショナルトレーニング,文光堂,2013
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