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ぶっちゃけセラピストの転職事情 〜新人が10ヶ月半で仕事を辞めた話〜

皆さんこんにちは

CLINICIANSのねぎしです

“ねぎし”
“ねぎし”
本日はタイトル通り、自分自身の経験も踏まえた「セラピストの転職事情」についてお話していきたいと思います! 

さっと読める内容になっているので是非最後までご覧ください!

セラピストは転職が多い?

早速ですが、セラピスト業界に限らず医療系の専門職は転職が多いと一般的に言われています。この点については恐らく皆様も実感していると思います。

まずはこれについて簡単に解説していきます!

資格制度をとっている職種ならば、多少の違いはあれど本質的な業務はどんな場所でも近いものになります。あくまで個人的にですが、転職しても仕事自体の大きな変化は無いという部分がハードルを下げている一つの要素では無いかと考えています。

例えば回復期病院から、領域の近い別の病院へ転職するのであれば、例え転職しても業務自体は大きく変化はない為、恐らく違いはでませんよね。恐らくリハビリテーション業務や書類や記録などの雑務が中心となるでしょう。

対象となる疾患も近しくなる場合が多いです。

なので転職しても以前のスキルを同様に活かせるため、例えば給与や労働時間、休みの多さなどを求めて転職する方もいらっしゃるのではないかと思います。

また、中には「自分のやりたいことを実現する」という理由で転職する方も多いかもしれません。

例えば今までは病院勤務だったけれど、スポーツの領域に行くためにどこかのチームに所属したり、自分で整体院や自費でのリハビリテーションを始めたりと。

今までの環境では出来なかったことを求めて新たな環境に身を置かれる方も多いのでは無いかと思います。

実は自分もそのパターンです。

ただこのような転職に関しては必ず注意しておくべき点があります!

自分の経験も踏まえてそれを次に説明します

転職に至った理由

結論から言うと私が転職した理由は決してネガティブなものではありません。(例えば職場でのパワハラがあったり給与が不満足だったりと言ったものです。もちろん高い方がいいけれど・・・)

むしろ私は周りの人にも恵まれて自分でも元の職場を最初に選んで本当に良かったと思っています。スーパーバイザーの方は今までお会いしたセラピストの中でも1番に尊敬できる人で、わずかな期間でも凄く成長することが出来ました。

そんな私がなぜ転職したのか。それは

20代と言う時間的な価値を最大活用したかった

これが最も大きな要因です。

20代という時間的な価値を最大活用したかった

私は現在23歳で、ちょうど大学を卒業して約11ヶ月が経過したところです。私のような理学療法士の資格を取るには最低3年間は大学や専門学校に通う必要があるので、経験年数からみても「まだ若いね」と言われることは多々ありました。

正直に言って自分もそれに甘えて「まだ若いし時間はたっぷりあるよな」と考えることもありました。

しかし理学療法士として病院で働く先輩の話を聞いたり、キャリアについて調べていく内に、「自分のやりたいこと」を実現させるためには圧倒的に時間が足りないことに気づきました。

そこで悩みに悩み、ついには今までのような病院ではなく理学療法師としてのスキルを活かせる一般企業への転職を決断しました。

人生は長いようで実はあっという間に時間が過ぎていくものです。

例えばこの先の人生を想像した時に、職場での昇進、結婚、出産、親の介護などの様々なイベントが頭に浮かびますよね。

もちろん家庭や職場の環境にもよりますが、これらのイベントが起きたり準備しておく必要があるのは「20〜30代」になってくるのでは無いかと思います。

ここで一度考えてみましょう。

例えば自分が28歳で、成長するために海外の大学院に行きたいと考えたとします。

当然2〜4年程度は日本を離れることになりますし、語学の勉強なども行うならもっと時間もお金もかかるかもしれません。

そんな時に恋人から「結婚したい」と言われました。

お金はもともと病院で勤めていた給与の貯金がありますがそう多くはありません。結婚すれば家庭を持つためにも、仕事をもっと頑張ったり、住む場所を変えたりする必要があるかもしれません。

この中で最初に挙げた海外への留学は可能になるでしょうか?

この例は少し大げさかもしれないですし、当然結婚してからも自分のやりたいことを実現している人は沢山います。

私がここで伝えたいのは、時間は限られたものなので、やりたいことがあるならそれを実現するために全力で取り組む必要があるという事です。転職はあくまでその内の一つの手段でしかありません。

そしてその時間的な価値が最も高くなるのが20〜30代前半など自分に多くの時間を割くことができる期間ということです。

私は今やりたいことが沢山あります。ブログを書いたりYoutubeをやったりプログラミングを学んだり起業を考えたり、もちろん理学療法士としての研鑽を更に積んでいったり

これらを学んだり実現するためには多くの時間が必要になると思います。

だからこそ今から自分の価値を高めていくことを考えて、時間を最大限有効活用するためにも今の期間を大切にしていきたいと思っています。今回の転職も、それらを実現に繋げるための一つとして選択した道ということになります。

もちろんこれはあくまで私の事例です。中にはもっとベテランで年齢や経験年数の高い人もこの記事をご覧になられているかも知れません。

ただ本質的な部分は変わりません。

未来を想像する→自己実現に必要な要素を上げる→今の時間的な価値を高める

このプロセスを踏んで今やるべきことに全力で取り組む必要があるということです。

キャリアデザインで大切なこと

さて、ここまで簡単に転職について話してきましたが、前述したように大切なのは手段そのものではありません。一番大切なのは、どのようにキャリアをデザインしていくかという部分です。

例えばスポーツチームのトレーナーを目指したいと考えた時にどんな行動が考えられるでしょうか?もちろん有名整形外科やスポーツチームに直接転職することも1つの方法だと思います。

しかし、それは何も「転職」という手段に限りません。現在の組織内でやりたいことを計画して上司や同僚に相談してみたり、外部のコミュニティに所属して他者との交流を持ったりと、自分の環境を大きく変化させなくてもできることは沢山あると思います。

何度も言いますが大切なのは「どんなキャリアデザインで、何をする必要があるか」を明確にしていくことです。その上で組織に残ってできることがあるなら転職しなくともいいと思いますし、転職することで自分にとってメリットがあり、なおかつ自己実現に繋がるならそれも1つの手段だと思います。

自分のような若い世代のセラピストの方も、もっと経験年数の多いセラピストの方も改めて自分のキャリアについて考え直してみてください。

まとめ

今回は自分の経験も踏まえて簡潔に転職について書かせて頂きました。

セラピストという職業をしていると、きっと転職やキャリアについて悩むこともあると思います。私自身もキャリアについて常に悩み続けています。

そんな時にこの記事が皆様の一助のなれば幸いです!

CLINICIANSでは臨床で役立つ情報からこうした仕事に対する考え方まで、幅広く情報発信を行っています。

セラピストが成長するために必要な情報が満載ですので、ぜひ他の記事もご覧ください。

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ねぎし
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理学療法士 × youtube動画クリエイター【PV.結婚式.イベント集客の動画編集とデザイナー】 医療職として働きつつ年1200時間の動画を作成〕学生の頃から集中力がなく365日怒られ圧倒的挫折→動画編集のスキルを身につけ収入60万アップペース依頼はリンク先よりお気軽にご相談下さい!
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