その他

睡眠の重要性!睡眠不足によって生じる日常生活を脅かす衝撃的な不都合やスポーツへの影響

こんにちは!CLINICIANSのyoshiki(@PtGekikaraです!

 

今までは解剖学を中心に記事を書いていましたが、今回は少し違った内容の記事となります。

 

テーマは睡眠についてです!

 

なぜ、「睡眠」なのかというと、私は寝不足になると途端に集中力や体力がなくなってしまうからですみなさんはいかがですか?寝不足の次の日は集中力が続かない、体がだるいなどの症状がありませんか?

 

いままで、いろいろな本や文献を読んできて、睡眠不足が体に与える影響は甚大(悪い意味)であることがわかりました。

 

私はショートスリーパーに憧れましたが、遺伝の要素が強いということを知って、無理に起きていることをあきらめて、しっかり眠ることを意識しています!

 

では、睡眠不足となると、どの様な症状が身体に出現するのでしょうか?

 

今回は、睡眠不足によって生じる日常生活を脅かす衝撃的な内容からスポーツへの影響について説明したいと思います!

 

日本人の睡眠時間

日本人の睡眠時間は断トツで少ないです!どれくらい少ないかというと

中国は542分、アメリカは528分、ニュージーランド526分、フランスは513分、イギリスは508分、日本442分です。

 

全然、寝てない多い国と比較すると、約1時間の差があることがわかります。

 

「でも、7時間は寝ているじゃん!」と思われるかもしれませんが、これは平均の睡眠時間なので、みんなが7時間寝ているということではありません。

 

実は、厚生労働省の「国民健康・栄養調査」において、日本人の男女の約半数が「6時間未満」の睡眠時間であると回答しています。これは、眠りにつく時間を考えるともっと短くなるかもしれません。

睡眠不足が引き起こす身体への影響

睡眠不足が生じると、私は集中力や体力が低下するのですが、睡眠不足が続くと「睡眠負債」が貯まっていきます。実は、慢性的な睡眠不足はとても危険な状態なんです!

 

こんな実験があります!

実験前まで、1日平均7~8時間睡眠をとっている健康な男女を集め、4・6・8時間睡眠の3つのグループに分けて、2週間後テストを実施しました。

結果はみなさん想像がつくと思いますが

・4時間睡眠はテストに全く集中できず、寝てしまう人もいた

・6時間睡眠では、酒に酔っているような状態と同じくらいの結果でった

 

他の報告では

朝8時から、1日以上覚醒させた後にテストを行わせた実験では

・夜中の3時(17時間覚醒)で血中のアルコール濃度が0.05%(日本では0.03%以上で酒気帯び運転)の時と同程度に低下

・翌朝8時(24 時間覚醒)には血中アルコール濃度0.1%(およそビール大瓶 1 本飲用に相当)の時と同程度に低下することが示されている

つまり、睡眠が不足した状態で車を運転することは酒気帯び運転よりも、危険であるということです。

 

睡眠負債はわずかな睡眠不足でも、積み重なることで大きな影響を与えます。記憶能力の低下、集中力の低下、免疫力の低下、代謝の低下(太りやすくなる)など、の症状が出現します。

 

さらに睡眠不足が常態化すると、うつ病、高血圧症、糖尿病、がん、認知症の発症リスクが増大するとも考えられています。

 

睡眠がスポーツに与える影響

バスケットボール選手に行った実験がポピュラーなものだと思います!

実験内容

実験前にスプリント、フリースロー、3ポイントシュートを評価します。その後ベッドに1日10時間以上いるように設定し、3週間後また同じ項目を評価するという内容です。

 

結果として、10時間ベッドにいた場合、睡眠時間が延長し、スプリント、フリースロー、3ポイントシュートのパフォーマンスが向上しました。

 

分かりきった結論ですが、睡眠はスポーツのパフォーマンスにも影響を与えます。また、睡眠不足な状態であると怪我が生じやすいとも考えられています。

 

良い睡眠を手に入れために

私が普段行っていることは

・寝る前にスマートフォンを見ない
・寝る2時間前のご飯、1時間前に入浴
・朝は自然な光、音で目覚める環境を作る
・寝る前にお酒は飲まない

などを意識して生活しています!

もちろん、これは文献や本を読んで行っている内容です!

 

最後に厚生労働省が出している睡眠指針があるので、そちらをご覧いただき、まとめとしたいと思います!

1.良い睡眠で、からだもこころも健康に。
2.適度な運動、しっかり朝食、ねむりとめざめのメリハリを。
3.良い睡眠は、生活習慣病予防につながります。
4.睡眠による休養感は、こころの健康に重要です。
5.年齢や季節に応じて、ひるまの眠気で困らない程度の睡眠を。
6.良い睡眠のためには、環境づくりも重要です。
7.若年世代は夜更かし避けて、体内時計のリズムを保つ。
8.勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を。
9.熟年世代は朝晩メリハリ、ひるまに適度な運動で良い睡眠。
10.眠くなってから寝床に入り、起きる時刻は遅らせない。
11.いつもと違う睡眠には、要注意。
12.眠れない、その苦しみをかかえずに、専門家に相談を。

 

終わりに

最後まで記事をお読みいただきありがとうございました!

 

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ABOUT ME
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Yoshiki
6年間、人工呼吸器、難病の方に携わる機会が殆どでしたが、尊敬する先生に出会い、直ぐ整形外科へ移動!その後2年間、本や研修会を漁り、現在に至る。echoの画像、触診動画撮影🎥をしたり、有益な文献を紹介しています❗️エコー画像や触診動画はYouTubeで無料公開しています。チャンネル登録お願いします♪ またnoteでは整形外科のマガジンも配信しています!気になる方はご覧ください!https://note.com/yk1208mj/m/mce5b2e51c11c
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