スポーツ

パフォーマンスアップのための基礎(呼吸とパフォーマンスの関係&呼吸のチェックポイント)

こんにちは、理学療法士のモッキー(@chinesu4 です。

今回は、身体の基礎であり、せずには生きていられない呼吸についてお話しします。

パフォーマンスアップ・障害予防のためには、まず人間の基本的な動作である、見る・呼吸・噛む・座る・立つ・歩くということにエラーがないか、正しくできているかどうかチェックする必要があります。

この要素ですでに悪い反応がでていれば、強度が高くなるスポーツ動作を行うと必ず身体には負担がかかるし、パフォーマンスは下がると思います。

では、正しい動き・良い動きとは何でしょうか?

僕は、動作後(トレーニング後)に可動域が広がる、力が入りやすくなるなどのよい反応がでることと考えています。

この考え方は前回の記事を参考にしてください。

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呼吸の評価

呼吸の仕方を変えて、前後の身体の反応(HFTやSLRなど可動性の評価)をチェックしてみましょう。

鼻呼吸VS口呼吸!!!

結果は、鼻呼吸の勝ち!!!(笑)

口呼吸をすると可動性は低下したりなど身体にとってよくない反応がでます。

口呼吸をすると、顎が上がり、頭部が前にいきやすくなり、姿勢が崩れます。

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この例を挙げると、私は投球障害の選手をよく診るのですが、投げる前に一息つく、鼻呼吸をしてもらうことで投球動作がスムースになることはよくあります。

普段から鼻呼吸を意識してもらうことはもちろん大事ですし、何かの動作の前に意識的に鼻呼吸をすることだけでも身体への負担を減らすことができます。

“モッキー”
“モッキー”
認定呼吸療法士の資格をお持ちの方などもっと知識のある方からすれば、かなり浅い情報だとは思いますが、この内容だけでも動作が変わる方はたくさんいらっしゃるのではないかと思いますので是非試してみてください。

“たけ”
“たけ”
僕は呼吸療法認定士を持っているけど、そんなことないよ!姿勢やパフォーマンスについては呼吸療法認定士の範疇ではないからね。僕もこれについては新しい呼吸の教科書 理論とエクササイズっていう本が非常に面白いと思わせてくれて、これを読んで以来色々勉強しているけど今回の内容も非常に面白いね!

この後の内容も気になる♪

“モッキー”
“モッキー”
ありがとう!そういってもらえると安心するわ。笑 それじゃあ続けて呼吸の深め方とその際のチェックポイントについてもう少し深くお話ししていくね。

 

呼吸の深め方&チェックポイント

呼吸を深め方とチェックポイントは以下の通りです。

呼吸のチェックポイント

・鼻から吸う

・お腹と胸が同時に膨らむ

肩をすくめない

・口から吐く

・お腹と胸が同時にしぼむ

 

これが上手くできていなければ、横隔膜で呼吸できておらず、頸部などの呼吸補助筋が代償している可能性があります

あるいは、他の体幹筋の機能不全があることで腹圧を高めることできず、姿勢保持をするために横隔膜を常に緊張させている可能性や重心位置の不良によって胸椎が伸展位になってしまっている可能性などもあります。

また、呼吸を深めるためには以前ご紹介した肋骨を含めた胴体の動きを深める必要があります。

背骨の動きによる重心移動によってパフォーマンスは変えられる!高齢者からアスリートまで使える基本的で応用が効く評価と治療法 動きは全て重心移動によってスムースに起こる 人間の動きには、すべて重心の移動が必ず起こります。 一歩も動かず、その場で手を横に伸ばす...

 

私もかなり発展途上なので、いいモデルではないですが、参考にしてください。笑

一緒にがんばりましょう!

 

いつか改善した動きを披露したいと思います。

 

まとめ

呼吸に問題があるのは呼吸器疾患のご病気をお持ちの方だけではありません。

肩関節周囲炎や腰痛患者など、様々な方に問題があることが非常に多いです。

その原因はいろいろあるかとは思いますが、患部だけでなく呼吸からのアプローチで改善する可能性はあると思いますので是非チェックしてみてください。

 

関連動画

なお、今回の呼吸のお話と関連して、こちらの音声動画も参考になるのでぜひチェックしてみてください!

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たけ
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