こんにちは、CLINICIANSの代表のたけ(@RihaClinicians )です!
本日は、“あなたは自分が健康だと思っていて大丈夫?手遅れになる前に自分の体をケアしましょう。”というなんとも言えない・・お話をします。
自分が健康だと思っている方や、予防医学に関わっておられるセラピストの方はぜひ読んでみてください。
Twitterで発見した驚きのデータ
先日、Twitterでこんな情報を発見しました。
公開しようか迷ったんですが有益かも知れないので載せます。各関節/部位の超音波画像やMRI、CT scanで「異常」が報告された頻度のまとめです。ちなみに各実験の被験者はその部位には怪我をした既往歴や痛みが無い「健康」な人たち。何が無害な正常差異で何が真の病理的変化なのか…考えさせられます。 pic.twitter.com/X5nYlSH6rU
— Sayuri Abe-Hiraishi (@sy_littlelily) 2019年2月5日
情報元の論文が明確に掲載されており、信頼性があるデータがまとめてあって良いですよね!
ここで注目すべきは、このデータは“健常な成人”のデータであるという事。
僕も現在の職場で腰痛ドックの際に理学療法士として腰痛予防に携わらせていただいており、同じようなデータを取っているところでしたが、まさかこんなにも“健常”と言われる人で問題があるとは・・ 多すぎますね(-_-;)
人は困らなければ病院を受診しない
上記のデータでは、健康と言われる方の多くが将来的に病気になる要因を持っているということを意味しています。
健康と思っている人も、ただ単に病気と診断されていないだけであったりします。
結局、強い痛みなどの症状がでたり、日常生活上で困らなければみんな病院を受診しません。受診しなければ病気を発見されないし、今後病気になってくるような問題を発見することもできません。
健康の定義はWHOの定義が有名ですが、このようなデータを見るとなにをもって健康と定義するのかは難しいところではあります。
しかし、少なからず体はすべての関節、筋肉が連動してバランスを取るように動いているので、一か所が崩れてくると年々問題を発生する部分が多くなってくるし、上記の報告のように一部分に問題が出ているということはそこに普段から負担がかかっているということを表しています。
“健常ではあるけども、病気ではない”
“健常ではあるけども、いずれ病気になる”
僕たち理学療法士や運動指導にかかわるインストラクターは、このような方々を“いかに早期に発見して食い止めることができるか”ということが重要だと思いますし、一般の方には“病気にならないように自分自身の体を管理しないといけない”と思っていただくように常に啓発していかないといけないと感じたツイートでした。
健常でも異常があると病気になるのかというクエスチョン
しかしながら、
上記のような異常を発見された健常者の方がみんな、歳をとれば病気になるのか?
そのような疑問が湧いてきますよね。
これについては、僕がこの記事を書いている段階で調べた限りでは、良質なデータが不十分な現状かと思われます。
大規模な調査で長期的にデータを取った結果が欲しいところですね。
ただし、病気になった方を病気になる前の大まかな状態を調査した報告はちらほら見られます。
ある病気になった方は、病気になる前にある所見を有していたっというような感じで、上記の逆説的に類似したような報告はあるので、おそらく似たような結果になるのではないでしょうか。
これについては今後の研究報告に期待しています。
予防医学に関わる者の役割
先ほども上記で述べましたが、いずれにしても僕たち理学療法士や運動指導に関わるインストラクターは、
“障害を引き起こしたり病気になるような方をいかに早期に発見できるか”
“それをご本人が自覚し、いかに自身の体を管理することを実践してもらえるサポートができるか”
ということを実際の臨床でやっていくに尽きると思います。
幸いにも、僕自身は現在、病院業務として腰痛ドックや産後外来に関わらせていただいたり、個人的にピラティスインストラクターとして活動している中で、このような方々に関わらせていただく機会がたくさんあります。
また、このようなブログやCLINICIANS公式Youtubeなどで一般の方や指導者の方に情報を発信することができています。
今後も経験と知識を深めつつ、より一層深く考えて情報を発信していきたいと思いますので、皆様、何卒よろしくお願い致します。
もしこのような活動に有益な情報がありましたら、教えていただければ幸いです。
本日は以上で終わります。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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