みなさんはじめまして、
新しくCLINICIANSに参入したリョウと申します!!
詳しい自己紹介については執筆者一覧やTwitterに掲載していますので一度見てもらえると嬉しいです♪
今回は私のCLINICIANSでの初投稿になります!!
なので、
内容はかなり色々悩みました。
管理者的には臨床に役立つ情報が欲しんだろうけど、
正直、個人的にはその辺の情報はCLINICIANSの先輩メンバーが良記事を書いてくれるし、
同じく新メンバーの岡さんの『理学療法士業界をぶった斬る』おもしろかったし、
『理学療法士業界をぶった斬る』おもしろかったし、、
『理学療法士業界をぶった斬る』おもしろかったし、、、
『理学療法士業界をぶった斬る』おもしろかったし、、、、
『理学療法士業界をぶった斬る』おもしろかったし、、、、、
普段で書かないことを書いてみたいなー
なんて思ってます。笑
でもまあ、
今回は初回ということで、Twitterで頑張ってる『臨床ノート』について書くことにしました^^
その他の話はまたの機会に…
実は私はTwitterでこんな感じのツイートしてます。
【脛骨について】
▶︎脛骨遠位1/3の骨折は骨癒合が得られにくい
▶︎脛骨の関節面には約10°の後方傾斜角がある脛骨には上記2点の特徴があります。
ここを押さえておけば、外傷や下腿骨骨折のリスク管理、ACLやTKA術後の適切な運動療法の選択に有効です👍 pic.twitter.com/ODHclofHV3
— リョウ|ヘルスケア情報発信 (@HealthCare_ryo) September 4, 2019
目標としているのは
『スライド1枚で臨床に使えるプチ情報が伝わること』
って感じです。
でも正直、
プチ情報は伝えられても細かい情報は伝えきれていないんですよね。
かと言って詰め込め過ぎると見えにくくなるし…
ということで、今回はこの臨床ノートの補足情報をここに書いてみることにしました~
はじめに
今回補足説明するのは記念すべき臨床ノートの第1号
『脛骨』
について!!
【脛骨について】
▶︎脛骨遠位1/3の骨折は骨癒合が得られにくい
▶︎脛骨の関節面には約10°の後方傾斜角がある脛骨には上記2点の特徴があります。
ここを押さえておけば、外傷や下腿骨骨折のリスク管理、ACLやTKA術後の適切な運動療法の選択に有効です👍 pic.twitter.com/ODHclofHV3
— リョウ|ヘルスケア情報発信 (@HealthCare_ryo) September 4, 2019
「そもそもなんで第1号が脛骨??」
「脛骨ってなんか地味」
みたいな声が聞こえそうですが、
なぜ臨床ノートの第1号が『脛骨』なのかというと、
単純に『脛骨』ってなんか良くない??
ってだけの理由ですww
はい、前置きが長くなりました。
はい、では本題いきましょう!
脛骨の遠位1/3は骨癒合難
脛骨の遠位1/3は骨癒合が非常に得られにくい箇所です。
大腿骨頸部骨折であれば、
Ⅲ~Ⅳだと血流が途絶して骨頭壊死のリスク上がるから、
人工骨頭置換術。
みたいなのは常識ですが、
意外にも『脛骨の遠位1/3は骨癒合難』というのは知らない人もいます。
脛骨の遠位、というか
脛骨の前面、特に内側には表面を覆う筋肉が少ないです。
ほぼ直接皮下組織に覆われています。
なので、
筋肉から送られてくる骨膜性の血流が乏しく、
さらに、
骨折なんかしてしまうと骨髄内の栄養血管も損傷されて、
血行不良となって骨癒合が得られにくくなるんです。
骨癒合が得られにくくなると偽関節になったり再手術のリスクが上がります。
さらに、直接皮下組織に覆われているということは、
『開放性骨折』
になりやすいんです。
開放性骨折になるともちろん皮膚が損傷されるので、
さらに骨癒合の遅延リスクが上がります。
まず皮膚が回復しないと骨は回復しません。
脛骨遠位での骨折は
▶︎癒合しにくい
▶︎偽関節のリスク高い
と覚えておき、
術後の介入において我々が骨癒合の妨げにならないように十分気をつける必要があります。
脛骨の関節面は後方に10°傾斜している
脛骨の関節面は『10°後方に傾斜』しています。
これ、意外と知らない人が多いです。
でも必ず覚えておいてください。
『脛骨の関節面の後方傾斜角は約10°』
で、何が言いたいの?
つまり、ACL術後症例のスクワットはどうしますか?
ってことです。
世間一般的にスクワットと言えば、
『膝をつま先より前に出さないで!!』
と指導されることが多いと思います。
でも、ACL術後早期の症例でもそのように指導しますか?
ということです。
ACL術後早期では特に再断裂に注意しないといけません。
つまり、
▶︎前方剪断力を減少させなければなりません。
▶︎脛骨の前方引き出しを抑制しないといけません。
これを念頭に置いて考えてください。
では、脛骨の関節面が後方に10°傾斜していたら、
膝をつま先よりも前に出さずスクワットをしたらどうなりますか?
脛骨の関節面が後方に10°傾斜した状態で荷重をかけると、
上に乗っている大腿骨には後方に滑るような力が加わります。
ということは相対的に脛骨が前方に引き出されるような力が加わります。
大腿骨と脛骨の間に前方剪断力が生まれ再断裂のリスクが上がってしまいます。
なので術後早期のスクワットでは、
『つま先よりも膝を前に出して行う』
ことが重要となります。
膝を前に出すことで脛骨の関節面は床面とフラットとなり、
荷重下でも前方剪断力が生じにくくなります。
なので、
どの症例も一様に
『膝をつま先より前に出さないで!!』
とスクワット指導しないようにしましょう^^
後方傾斜角で変わる屈曲しやすさ・しにくさ
また、後方傾斜角の大小によって、
『膝の曲がりやすさ、伸びやすさ』
も変わってきます。
▶︎後方傾斜角大=曲がりやすい=伸びにくい
▶︎後方傾斜角小=曲がりにくい=伸びやすい
軟部組織の状態にもよるので一概には言えませんが、
あくまで構造上は上記の組み合わせとなります。
なので、
TKA術後には矢状面でのインプラントの設置角を診ることで、
『膝の曲がりやすさ、伸びやすさ』
の参考にすることも出来ます^^
まとめ
今回は意外とスポットライトの当たらない『脛骨』について
臨床ノートの内容を補足説明をしてみました!
そんなの知ってたよ!!
という声もあるかとは思いますが、ここまで読んでいただきありがとうございました^^
Twitterではゆっくりではありますが新しい『臨床ノート』を日々作成し、ヘルスケア情報についてもツイートしていますのでよければ覗いてみてください^^
また、『臨床ノート』についてのこだわりを偉そうに書いているnoteもありますのでよければこちらも覗いてみてくださいね^^
臨床ノートのテンプレートも無料でありますのでぜひぜひ♪
臨床ノートはほんと有益な情報がギュッと詰め込んでまとめてあって良いので、まだこのツイートを見たことがない方は是非ぜひ見てみてください!
なお、この人はかなり控えめに言っていますが、この臨床ノートのテンプレートは相当ナイスなテンプレートです。noteで無料提供してくれているのでこちらもぜひ入手しておきましょう。内容が良いと感じたら、お礼にフォローしてあげてくださいねw
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