こんにちは、作業療法士のu.s.OTです.
今回は心理学の分野からライフイベントとストレス,疾病の発症について研究したHolmes & Rahe(ホームズとレイ)の社会的再適応評価尺度(1967)を簡単に紹介します.
皆さん,なんとなく学生時代に教わった記憶がありますね?
心理学の古典中の古典,ライフイベント理論を基にしたホームズとレイのストレス尺度と言われるものです.
復習がてらお付き合いください.
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社会的再適応評価尺度とは
米国心理学者であるホームズと内科医のレイは,おおよそ5000人の患者さんを対象に生活史を中心とする過去10年間にわたる生活上の出来事を調査しました.その調査に基づいて43項目のストレッサーからなる調査票を作成し,個人が感じるストレスの程度をストレッサーごとに点数化しました.
例えば「結婚」というライフイベントは50点としており,これを基準に0~100点(負担が強いほど点数が高い)の間でそれぞれのストレッサーの強度を点数化し作成された評価尺度が社会的再適応評価尺度です.
社会的再適応評価尺度は自己評価にて過去1年間に自身に起こったライフイベントをチェックして合計点を算出します.その点数により1年後までに健康障害(身体・精神)を生じる危険性を予測できます.
元々,この尺度は医療,福祉の患者を対象に作成されましたが,昨今は一般企業でメンタルヘルス対策として使用されることもあります.
では,以下にホームズとレイが作成した尺度の簡易版を掲載しますので,皆さんも過去1年間に自分に起こったライフイベントをチェックして合計点を算出してみましょう.
ちなみに危険率は,150点未満30%,150~299点50%,300点以上80%となります.
よって,合計点が300点以上だった方は,今後1年間に身体的もしくは精神的に健康障害を生じる可能性が80%です.
おわりに
さて,今回はホームズとレイの社会的再適応評価尺度を簡単に説明しました.
ここからわかることは,ストレスは離婚や失業などのネガティブイベントだけでなく結婚や昇進などのポジティブイベントでも感じるということです.
すなわち,ストレス=不幸ではないということです.
人生を送る以上,誰しも多かれ少なかれ必ずストレスにさらされることになります.大切なことはストレスとどう上手く付き合うかということでしょう.
本日は以上です.
最後まで読んで頂きありがとうございます.
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