こんにちは、CLINICIANSの代表のたけ(@RihaClinicians )です!
今回はディープフロントアームラインを利用して母指球を緩めるだけで上肢・肩甲帯の可動域を改善する方法をご紹介します。
非常に簡単で誰でもできちゃう方法なのでぜひ使ってみてください。
ディープフロントアームラインとは?
ディープフロントアームライン(Deep Front Arm Line:DFAL)とはこちらのアナトミートレインで紹介されている筋・筋膜のつながりです。
詳細な機能については上記書籍を見て頂きたいですが、以下のように中枢部から末梢部へ小胸筋→上腕二頭筋→橈骨骨間膜→母指球筋の順でつながっています。

機能不全は筋膜ライン全体で考える必要がある
これらは全てつながっているため、上肢運動時に連動して動きます。
つまり、パフォーマンスや機能不全をみる際には一部の筋肉だけでみてはだめで、構成要素を全体としてみなければなりません。
一か所でも硬くなったりすれば可動性は容易に落ちますし、このラインのどこかが別のラインの筋肉と癒着していたりしても同じようなことが起きます。
今回はこの考え方を生かした母指球筋を緩めて上肢・肩甲帯の可動域を改善する方法です。
方法と解説
これについては僕が一般の方向けに配信しているYoutubeで既に解説しています。
動画チェックポイント
▶︎スマホのいじりすぎや手の使いすぎは肩こりや首こり、腕のパフォーマンスダウンに繋がる
▶︎母指球から肩甲骨までは筋肉が繋がっている
▶︎この筋肉のつながり(筋膜ライン)はディープフロントアームラインと呼ばれ、母指球→橈骨骨幹膜→上腕二頭筋→小胸筋のつながりがある
▶︎筋膜ラインの一部が緩めば全体として緩むので肩甲骨周りまで緩んで腕が軽くなる
▶︎筋膜ラインが緩みやすい肢位をとり30秒ほど母指球をマッサージするだけ
▶︎マッサージ前後で両手の開きやすさや胸や腕のつっぱり具合を確認しておくと効果が実感できやすい
▶︎効果が高いのは母指球をよく使っている人(スマホいじりすぎ、手をよく使う職業の人)
▶︎いつでもどこでもできる簡単なケア方法なのでぜひやって見て♪
補足
▶︎小胸筋は頸部の筋肉と連結を持っているので首こりにもよく効くことが多い
▶︎肩甲骨や頚部の動きがよくなると腕のパフォーマンスが改善する
▶︎頚椎は腰椎と連動しているので腕から問題を引き起こしている腰痛にも効果があることがある
▶︎小胸筋のマッサージは普段からデスクワークが多い猫背の人が特に効果的
終わりに
本日は以上で終わります。
非常に簡単ですよね!
このように、局所の関節の単独の筋肉をだけではなく全体として治療をする視点をもつと効果的に治療ができます。
アナトミートレインは非常に有名で治療に使えるので、まだこの本を持っていないとはぜひ読んでみてください。
現代の理学療法士の必須本といって間違いないです。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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