こんにちは、鳥取県米子で体作り専門店を営む、運動と靴が好きなRyoko(@sprittr7)です。
今回は、子どもの足も変形するというお話。
お子さんがいる方、ジュニアスポーツに関わる方、気をつけて見ていただきたいです!
ざっくり内容を見る
子どもの足の成長はいつから?
早速ですが、具体例を入れて話していきたいと思います。
先日、衝撃的なことがありました。
「楽しく足育プロジェクト」という、子どもの足の成長やお悩み相談・足のサイズ測定・足型で作る≪ぺたぺたアート≫のイベントを定期的に行っていて、そこに来られた生後10ヶ月の男の子。つかまり立ちを始めたくらいです。まだ歩くことは出来ません。
彼の今の移動手段は主に四つ這い、ずり這いです。
よく見ると、左足をよく使っています。
足の長さを測ってみると、生後10ヶ月にして左右差が!!!
よく使う左足が、4ミリ長いのです。
この事実を踏まえて考えると、子どもの足の成長は、子どもが足を認識した時から始まっていると考えていいと思います。
足を口元に持っていき舐めるような行動をした時から。
そしてハイハイで片足ばかり使っている場合、使っていない足の発達が遅れがちになる可能性があります。
足の長さだけでなく、股関節の発達や体のバランスが崩れやすいかも。
うちの子はどうだろうと思った保護者の方。まず、足の指を使ってハイハイが出来ていますか?
足の甲で擦るようにハイハイをしていたら注意です。
子どもの足の発達の流れを確認してみましょう
歩き始める前、0歳の時から足の発達は始まっています。
足育(そくいく・あしいく)とは、「足について正しい知識を得て、いつまでもトラブルのない理想的な足を育てる」ことで、6歳で一生の足の土台が決まると言われています。
そして8~10歳で足の裏のアーチが出来て大人に近い歩行と足型が完成します。
歩き始めると足しか体を支える土台にはならず、足の状態は脳の発達だけでなく心の安定や体の発達にも影響します。
子どもの9割が足にトラブルを抱えている時代。
気付くか気付かないかは、一生に関わります。
何を気にしてあげたらいいの?
まず、子どもの足を見てあげてください。
“指の形と向き、関節の柔らかさ、傷がないか”
この3点は確認しましょう。
指の形と向き
意外に見落としがちなよくある変形は、小指です。
小指がまっすぐ向いておらず、薬指の方を向いて爪が横を向いて寝ているようになっていると、これを「寝指(ねゆび)」と言います。
寝指になると、足でうまく体のバランスを取ることが出来ません。
関節の柔らかさ
足の指が曲がってグーパーができるか。
足の指を動かす筋肉は足の裏に付いています。
足の裏の筋肉をしっかり使ってグーパーすると、足でもこぶしが出来ます。
傷がないか
足の爪が伸びていると、隣の指を傷つけることがあります。
逆に深爪して短すぎると皮膚に食い込んで痛みが出たり巻爪になりますので気をつけましょう。
また靴の中で足の指が擦れ、なんとなく指が赤く腫れているようなこともあります。
子どもの足は意外とデリケートな問題です。
何が正しいのか、今の状態はどうなのか、知っているようで知りません。
「みんなこんなものだと思っていた」→そうではありません
「痛みがなくなったから大丈夫」→関節は変形する時に痛みを出します
子どもは大人よりも、痛みも変形も分かりません。
子どもだから大丈夫と言われますが、大丈夫なこととそうでないことがあります。
痛みや変形はほっといても治らないことの方が多いですし、時間を経て問題を繰り返します。
今の季節、長靴やブーツを履いている子どもさんは要注意です!
大人と同じですが、長靴やブーツは、すぐ小指が変形します。
行動から気付く、もしかして?!のサイン
足の問題は行動からも気付くことができます。
・よく転ぶ
・何もないところでつまづく
・すぐ抱っこという
・歩きたがらない
・足が遅い
・ジャンプが出来ない
・片足で立てない など…
転んで歯を打った方、ご自身または周りの子どもさんでいませんか?
上記のような行動が当てはまる場合、足にトラブルが出ている可能性が高いです。
日常生活で「あれ?」と思うことには、何か理由が隠れているのかもしれません。
解決策は靴を見直すこと
解決するには、今どんな靴を履いているのか
これからどんな靴を選んだらいいか知ることです。
靴選びについて、仲間のだいきさんが詳しく書いてくれていますのでぜひ参考にしてみてください!
終わりに
今回は、子どもの足についての内容でしたがいかがでしたでしょうか?
思っている以上に子どもの足のトラブルは深刻です。
成長、老後、何十年後の未来に関わります。
近くの方と一緒に、快適な生活をお過ごしください。
本日は以上で終わります。最後までお読みいただきありがとうございました!
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