こんにちは,作業療法士のu.s.OTです.
今回は何らかの疾患や障害によってコミュニケーションが難しくなった方への支援機器であるコミュニケーションエイドの紹介をしたいと思います。
皆さん、まずはコミュニケーションエイドが必要な疾患や障害の方を想像してみてください。
どんな方が必要とされてるのでしょうか?
✔️コミュニケーションエイドが理解できる
✔️実際の機器を視覚的にインプットできる
✔️適応症例の判断基準がわかる
✔️コミュニケーションエイドへの抵抗が少しなくなる
コミュニケーションエイドが苦手、もしくは全然わからないという方は要チェックですよ!
コミュニケーションエイドが必要となる方々
病院などの医療機関に勤務されている方であれば、真っ先に思いつくのが筋萎縮性側索硬化症(ALS)の方への支援ではないでしょうか?
いわゆる神経難病と言われる疾患(パーキンソン病、脊髄小脳変性症、多発性硬化症)の方々への必要性が高いと思います。
その他には、重度の脊髄損傷、重度の関節リウマチ、脳性まひ、筋ジストロフィーの方々も対象となりますね。
また、小児分野でのニーズも多いようで重症心身障害児のお子さんへのコミュニケーションエイドの紹介もとても大切な支援です。実は、先日僕が見学した養護学校では学校の先生が重症心身障害児のお子さんへ視線入力装置などの機器を使いコミュニケーションの練習をされてました。
リハ職も負けられないですね^^
コミュニケーションエイドの種類
そこで、今回はコミュニケーションエイドの種類をいつくか紹介したいと思います。
まず、コミュニケーションエイドはローテクエイドとハイテクエイドの2種類に分けられます。
読んで字のごとくですがローテクエイドとはすぐに使用でき、操作が簡単で維持管理が簡単な電子機器を含まない物になります。
一方、ハイテクエイドは電子機器(PC、タブレット、スマホ)を基本として、使用するには操作手順の理解と習得が必要になる物です。
ローテクエイドは以前からほぼ同じ方法で用いられていますが、ハイテクエイドは電子機器の進歩に伴い日進月歩の大きい領域だと思います。
ローテクコミュニケーションエイド
では、まずローテクエイドについてです。
代表的な物は透明文字盤ではないでしょうか。
透明文字盤とは透明なアクリル板に50音表や「寒い」、「痛い」などの本人の要求をマジックで書き込み、本人の要求・伝えたいことを特定していく方法です。
アクリル板が透明なので本人と支援者の間に文字盤を置き、お互いの視線が一致する文字を本人が伝えたいこととして読み取ります。
僕も臨床で何度か作製したり使用していますが、認知機能がしっかりされている方が適応で疾患が進行すると発声や四肢の運動が困難になり随意的な眼球運動は可能という予後の方が基本的な対象になると思います。
また、習得するには多少の練習が必要になります。
その他に筆談(ノートやホワイトボード)や指さし文字盤もローテクエイドに含まれます。
ハイテクコミュニケーションエイド
では、続いてハイテクエイドの紹介です。
ハイテクエイドはたくさんの種類があります。
例えば、ペチャラ、トーキングエイド、レッツチャット、伝の心などです。
ペチャラとトーキングエイドは会話補助装置なので音声・言語機能障害者が対象になります。
つまり、スイッチon/offの操作は上肢で行い、合成音声を流します。語句登録や文書保存機能がついているのでその方に合わせた文章を保存することができます。
それに対して、レッツチャットと伝の心は意思伝達装置なので音声・言語機能障害に加え両上下肢機能障害者が対象になります。
よって、スイッチon/offの操作は別途種々のスイッチを用いることが必要になります。
レッツチャットはスイッチ⇒オートスキャン⇒スイッチ⇒合成音声の流れになります。
またテレビリモコンと接続することでテレビの電源、チャンネル、音量調整が可能です。
一方、伝の心はオートスキャンでの合成音声はもちろんのこと、家電製品の操作やホームページの閲覧やメールの受信が可能です。
これらのハイテクエイドは10万円以上するものが大半ですが日常生活用具等の給付や補装具給付の対象となるので自己負担額が1割などで購入することができます。
詳しくはお住まいの市区町村障害福祉課へお問い合わせください。
おわりに
以上で今回のコミュニケーションエイドのご紹介は終わりです。
いかがでしたでしょうか?
わかりやすいご講義をありがとうございました。さすが先生!w
最後までご覧いただきありがとうございました!
参考資料
・神経難病領域のリハビリテーション実践アプローチ改訂2版 [ 田中勇次郎 ]
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