こんにちは、理学療法士・アスレティックトレーナーの白須達也です。
前回はランニング動作のメカニズムについて書きました。
今回は実際に私がどのようにランニング動作をみているのか。
また実際にどのようなエクササイズ処方を行っているのか、動画を交えながらご紹介できたらと思います。
エクササイズ前のランニング動画と解説
左側は裸足、右側はシューズを履いた際の動画です。
シューズを履いている方が重心の上下動が少なく、推進力があります。
左側は通常の速度、右側はスローモーションにした動画です。
着地初期(foot strike)
着地位置が過度に前方になってしまうと骨盤が後傾し、重心の位置が下がってしまうため、スピードのロスや身体の負担が増えてしまう。
立脚中期(mid support)
片脚支持でニュートラルポジションが保てず、knee in toe outなどが生じてしまうと、重心位置の上下動が抑制できず、接地時間の間延びにつながるため、パフォーマンスのロスにつながってしまう。
前回のブログで上記のような事を書きました。
その点を着目して見てみると・・・
右脚の着地位地が左脚の着地位置に比べ、前方になってしまっているため、骨盤が後傾し、重心位地が下がってしまっています。
また右脚の方がknee inしてしまっているため、重心の上下動が大きく、接地時間が間延びしてしまっています。
その点を改善させたいと考え、1つだけエクササイズ処方しました。
エクササイズ動画と解説
本来は左上肢・体幹・左下肢が床と平行になるようにしたいのですが、そこまでもっていく事が出来ません。またバランスも崩しやすいです。
このエクササイズだけを頑張って行なってもらいました。
その結果は・・・
エクササイズ後のランニング動画と解説
通常のスピード
スローモーション
通常のスピード・スローモーションどちらの動画も左側がエクササイズ前、右側がエクサイズ後になります。
エクササイズ後は右脚の着地位置が後方になり、knee inも軽減しています。
その結果、重心の上下動が減り、推進力が得られるようになりました。
おわりに
今回は実際に私がどのようにランニング動作をみて、どのようなエクササイズを行っているのかご紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
みなさんのお役に少しでも立てたら幸いです。
次回はランニングシリーズの最終回!
なぜこのエクササイズを処方したのか。また、なぜこのテーマを初回に持ってきたのか。
その想いも含めてご紹介できたらと思います。
それでは最後までご覧頂きありがとうございました!
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