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療法士のキャリアアップに求められる「適正な」自己研鑽とは?

こんにちは、だいじろう(@idoco_daijiroです。

 

先日、geneの張本先生(@harimotoene)がこういったツイートをされていました。

PT・OTの40歳年収イメージ(地方の話し、東京は異次元)
※あくまでも僕の印象です。

400万円以下→自己研鑽を怠ったか、職場内で評価されなかった

400〜600万円→適正な自己研鑽を積み、職場でもある程度評価された状態

600〜700万円→適正な自己研鑽と職場での結果を出せた人

700〜800万→適切な自己研鑽+職場結果+外部講演など

800〜1200万→適切な自己研鑽と大きなリスクテイク(起業など)のリターン

1200〜2000万→起業した会社が適切に成長

2000〜3000万→起業した会社が時流に乗り大幅な成長をしている

3000万以上→自己研鑽+リスク+幸運の相乗効果

 

この内容について、どう感じますか?

 

私はこのツイート内容に同感です。

 

療法士がキャリアアップしていくため(とくに職場のなかで)には、張本先生がおっしゃるように「適正な」自己研鑽が必須だと思います。

 

ですが、「適正な」自己研鑽というのを間違えて捉えてしまっている療法士が非常に多いように思います。

 

よって、今回はこの「適正な」自己研鑽についての私なりの考えをまとめていきたいと思います。

 

療法士に求められる「適正な」自己研鑽とは?

私が考える「適正な」自己研鑽とは

「自分が『こうした方がいい』と思える自己研鑽」

ではなく

「顧客のニーズに応えられる自己研鑽」

です。

 

どうしても前者のような自己研鑽をして「頑張っているのに認めてもらえない」という療法士が多いと思います。

 

ビジネスでは当たり前のことですが、どんなに良いこと・正しいことをやっていたとしても、そこに価値が生まれるかどうかは分かりません。

顧客のニーズに応えて初めて価値が生まれます。

 

そして、これも気をつけないといけないのは、ここで示している私たち療法士の顧客対象は「患者」ではなく「経営陣」だということ。

 

もちろん「経営陣」は患者のニーズに応えようとしているはずですので、「患者」のニーズに応えることが必ずしも間違っているわけではありません。

 

しかし、「患者」のニーズに応えてさえいれば評価されるかというとそれは間違い。

 

療法士としてのキャリアアップを考えていくときには、まず「経営陣」のニーズに応えられるよう自己研鑽を積んでいくことが大切なんです。

 

ここで「経営陣」のニーズについて考えてみましょう!

 

経営陣のニーズってなんだろう?

あなたの法人の経営陣のニーズを理解していますか?

 

患者さんのニーズであれば、直接聞けますし、困っていることが具体的にあったりするので、分かりやすいかと思います。

 

ですが、経営陣のニーズって分かりづらいですよね?

 

とくに法人が大きくなればなるほど、経営陣と直接話す機会も少ないかと思います。

 

そんな中で経営陣のニーズを理解するためにはどうしたらいいか?

 

そこで大切になるのが「ビジョン・ミッション・バリュー」の理解です。

 

職場によっては「理念」という言葉で示されているかと思います。

 

基本的にはそのビジョンや理念といったものが経営陣のニーズとなります

 

所属する法人のビジョンや理念に沿った自己研鑽を積んでいくことが経営陣のニーズに応える近道だと言えます。

 

もし法人のビジョンや理念を知らないのであれば、まずは上司に聞いたりして確認してみてください。

自分がこうありたい・こうあるべきを満たすための自己研鑽ではなく、経営陣のニーズに応えるために自己研鑽を積んでいくこと。

 

これが療法士としてのキャリアアップの第1歩です!

 

まとめ

今回のまとめは以下の通りです。

まとめ

経営陣のニーズに応えるための自己研鑽をはじめよう!

・経営陣のニーズはビジョンや理念から理解しよう!

 

 

いかがだったでしょうか?

 

「そんなこと、分かっとるわ!」という方もいるかと思いますが、多くの療法士は自己研鑽について間違えて捉えてしまっていると思います。

 

そして、その間違った自己研鑽を認められないことに不満を感じ、自己研鑽をやめてしまっている療法士も…

 

そんな思いをする療法士が少しでも減ればいいなぁと思います。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

ご意見・ご質問は私のTwitter(@idoco_daijiro)のDMでお受けいたします。

 

【謝辞】
本記事内でツイートを引用させていただいた張本先生(@harimotogene)に感謝を申し上げます。ありがとうございました!

ABOUT ME
だいじろう
だいじろう
理学療法士・アスレチックトレーナー 鹿児島でコンディショニングスペースIDOCOを運営 整形外科やスポーツ現場で経験を積み、現在はフリーランスとして整形外科のアドバイザーやトレーナー活動が中心。セラピストやトレーナーの方々がもっとワクワクして活動していけるような社会を実現したいです。 整形外科やスポーツ現場での経験で培ってきた知見をお伝えしていきます!
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