CLINICIANSメンバーのワクワク・楽しいをモットーにしている、理学療法士のまさし(@egaowakuwaku )です😊
今回は、スティーブン・R・コヴィー氏の著書 『7つの習慣』より
セラピストとしても一人の人としても非常に役立つ人生を変える第4~5の習慣を紹介します!
「Win-Win」や「まず理解に徹する」ことの大切さを知り実践することで、関わる相手との関係が良くなっていくことは間違いないでしょう。
第4の習慣 「Win-Winを考える」
「Win-Win」という言葉を聞いたことがある方は多いと思います。
Win-Winとは・・
「自分も勝ち、相手も勝つ」
つまり、問題を解決する時に、お互いにプラスになる関係のことをいいます。
その他には、
Win-Lose、Lose-Win、Lose-Lose、Win、No Deal(取引しない)があり、人間関係を6つのパターンに分けることができます。
臨床の場面でよく目にするパターンは、
Win-Loseという
「自分が勝ち、相手が負ける」関係
です。
例えば、運動をしたくないと感じている患者さんに無理に運動をさせる場合など。
セラピストがその患者さんには運動が必要だからという考えで、運動をしてもらうことは、一見、患者さんのことを考えているようで患者さんにもメリットがありそうです。
しかし、患者さんが嫌と感じているのに無理にさせることは、自分は患者さんのために良いことをしているんだというWin-Loseの発想から来ています。
逆に、Lose-Winの場合もあります。
「相手に嫌われないようにと、言いたいことを言えない状況」
などはこのパターンの1つです。
6つのパターンのどれが一番いいのかは、短期的には場面によって変わります。
しかし、長期的に関わり合うことを考えればWin-Winがベストの人間関係といえます。
Win-Winを成立させるために必要なことは、
自分にWinを求めて相手に対して誠実に気持ちを伝える「勇気」と、
相手にWinを与える「思いやり」
です。
Win-Winが難しい場合はNo Deal(取引しない)の選択肢が理想的です。
互いの価値観や目標が明らかに違っていればやり取りをしないことも必要なのですね。
第5の習慣 「まず理解に徹し、そして理解される」
人間は、誰しも
自分のことを理解してもらいたいという気持ち
を持っています。
しかし、自分が理解されていないと感じる人は自分の言いたい気持ちが先走り、相手のことを理解しようという姿勢が足りないことが考えられます。
人間は自分の話を聴いてくれる人に信頼や親しみの気持ちを抱くものです。
自分のことを理解してもらうためには、
まずは相手を理解しようと聴くこと
が大切です。
第4の習慣であるWin-Winの関係を築くためには、「感情移入して聴くこと」が必要です。
これは、
相手の目線で話を聴き
心の底から誠意を持って相手を理解しようとし
相手がどう感じたかに耳を傾ける聴き方
です。
一見、これには時間がかかるように感じるかもしれませんが、心の声を聴くために使った時間は、信頼貯金を増やすことに繋がります。
患者さんに自分が言っていることを理解してもらえないと感じることはありませんか?
指導や運動も大切ですが、その前に患者さんという1人の人のことを理解しようと話を聴くことが大切だと思います。
聴くことについてはこちらもご参考に!
まとめ
本日は以上で終わります。
まとめは以下の通り!
▶︎長期的に関わることを考えればWin-Winのベストな人間関係を構築する。難しい場合はNo Deal(取引しない)の選択肢を取ることが理想的。
▶︎自分のことを理解してもらうためには、まず相手を理解しようと聴くことが大切である。
▶︎Win-Winの関係を築くためには感情移入して聴くことが重要である。
今回の内容は、いかがでしたでしょうか?
スティーブン・R・コヴィー氏の著書 『7つの習慣』のうち、第4〜第5の習慣を紹介させていただきました。
第1〜第3のを習慣と合わせてこれらを意識するだけでも、臨床は今までとは違うより良いものになるはずです。もちろん、これらの習慣は普段の生活にも応用可能ですよ。
第1〜第3の習慣について興味がある方はこちらをご覧ください。
今回の内容が
あなたの日々の臨床や生活がより良くなるキッカケとなれれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!
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