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リハビリ指導が上手くいかないのはスキルのせいだけじゃない!?臨床に役立つ信頼関係と行動意欲の視点

CLINICIANSメンバーのワクワク・楽しいをモットーにしている、理学療法士のまさし(@egaowakuwaku です!

普段、患者さんに

筋力トレーニングや歩行練習、セルフケア、日常生活動作方法など、やっていただきたいことを指導する場面があると思います。

それを患者さんはリハビリ以外の時にも、行ってくださっていますか?

「しっかりと行ってもらってる!」

っていう方は今回の記事内容を読む必要はないかもしれません。

 

しかし、

なかなか患者さんが行ってくれていないことが多い

という方へ!

 

要因は色々あると思いますが、

その1つには

信頼関係

が関係します!

今回は、信頼関係と行動意欲の臨床に役立つ視点をお教えします。

 

好意的に感じることが信頼関係に繋がる

みなさんは、学生時代に好きな先生

おられましたか?

おられた方はわかると思うんですが、

好きな先生の授業って楽しく感じません?

楽しく感じるとヤル気が出て、勉強しようという気持ちになります。

この「しよう!」という気持ちが出るか出ないかの1つの要因は、

誰から教わるかです。

 

人を好意的に感じると信頼関係が強まり、

その好意的な人から教わることで行動を移すことに繋がっていきます。

セラピストと患者さんとの関係でも同じことが言えると思います。

“たけ”
“たけ”
確かにね!同じことをしていても自分が好意を寄せている相手だと良く見えるし、逆に嫌いな人だと悪いようにみえる。

好意をいだいている=信頼関係ではないけど、確か好意は信頼度と相関が高いことが科学的にも証明されていたね。

改めてこういう風に考えると面白いところはあるかもしれないですね。

“まさし”
“まさし”
です!補足ありがとうございます!それでは、信頼関係を強化するためには必要なことは何かを簡単に解説します。

 

信頼関係を強化するために必要なことは?

どうやったら好意的に思ってもらえて、信頼関係を強化することができるのでしょうか?

一言で言ってしまえば、その人の人間力です。

その中でも特に大事だと感じるのは、

まず、患者さんのことを知ろうとして聴くことです。

これについては以前の記事で解説しましたので、詳しくはこちらを見てみてください。

"きく" は話す以前に大事なこと〜 "きく力" は信頼されるコミュニケーションの最高の武器〜信頼されるコミュニケーションの最高の武器について知りたいですか?本記事では、話す以前に重要な"きく"ことが、信頼されるコミュニケーションの最高の武器である理由を解説しています。今すぐに自分のコミュニケーション能力を引き上げたい方は必見です!...

 

患者さんの気持ちを知ろうとしないで、

こちらがやって欲しいことを指導しても、

こちらの提案をやろうという気持ちには繋がりにくい。

ですよね。

 

みなさん、自分に置き換えてみれば容易に想像ができるのではないでしょうか?

聴くことは信頼関係を築く上で欠かすことができないものです。

 

まとめ

今回の内容をまとめると以下の通りです。

まとめ

・信頼関係を築くことが行動意欲に繋がる

・好意的に思ってもらえることで信頼関係が強化される

・信頼関係を強化するための1つの武器は聴くこと

 

今回の内容は、どうでしたか?

患者さんを評価して、目標に対して必要なことが明確になると、それをしていただくことにフォーカスしがちになるかもしれません。

しかし、信頼関係を築けていないと必要なことをしてもらうことができず、せっかく患者さんを良くしたいと思っているのにできない・・本末転倒です。

信頼関係は何を指導するかの前に大事なことです。

 

今回の内容が

あなたの日々の臨床や生活がより良くなるキッカケとなれば幸いです。

今一度、この当たり前で大切なことを意識して色んなことを考え直してみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!

 


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まさし
まさし
笑顔でワクワク楽しい生活案内人20代半ばまでただなんとなーく生活20代後半に子どもの誕生を機に今後の人生を考え始める実現したい人生のために健康・あり方・お金・時間が必要なことを知る30代現在、実現したい人生のために日々、学び・実践/自身の経験などから生活が楽しくなってきた考え方や健康についてシェアしていきます
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