今回はAppendicular Lean Mass and Mortality among Prefrail and Frail Older Adults.のレビューで筋肉量低下は死亡率を高める可能性があるいう件について。 さくっと読める記事ですので読んでみてみていただき、気になった論文は是非自分でも読んでみてください。
Appendicular Lean Mass and Mortality among Prefrail and Frail Older Adults.
65歳以上のフレイルおよびプレフレイル高齢者1487名を追跡調査した結果、筋肉量が多いほど死亡率は低かったとの結果が報告されています。
基本属性や身体機能で調整しても50%死亡率を下げるようです(Odds:0.50 、95% CI: 0.27–0.92、 P=0.026)。
死亡原因については記載なく、筋肉量と死亡の因果関係については考察されていませんでしたが、大規模コホート調査ですので結果は臨床的な指標にはなります。
臨床応用が可能であることに注目
ここで用いられた計測はBIA法で行なわれていますので、普段の臨床でもこれが応用できるというところに着目したいですね!
BIA法:Bioelectrical Impedance Analysis
生体に微弱な交流を通電し、脂肪組織と除脂肪組織の生体の抵抗を測定し、その値より身体疎性を推定する方法。
BIA法は体組成計に用いられています。
つまり、体組成計で筋肉量の低下がある人にはその他の予後不良リスク因子(低骨量、低栄養)などのチェックができる有用な情報源となりますよね。
本日は以上で終わります。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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