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下腿深層コンパートメントに属する筋 足底面の解剖を知れば機能も見えてくる!

こんにちは!CLINICIANSのyoshiki(@PtGekikaraです!

 

本日の記事は下腿深層コンパートメントに属する3つの筋肉の解剖(足底面も含む)と機能について記載していきたいと思います。

 

下腿深層コンパートメントに属する筋には後脛骨筋、長趾屈筋、長母趾屈筋が存在します!

 

皆さんこの3つの筋肉の位置関係はご存知ですか?

 

私はエコーを使う前までは詳しく知らなかったのですが、この3つの筋肉は立体的に存在しています。

 

どういうことかというと

こういうことです!

 

この3つの筋肉は並列に並んでいるのではなく、後脛骨筋は長趾屈筋と長母趾屈筋の深層に存在しています!なので、下腿後面で後脛骨筋の筋腹は直接触診することはできません

 

では、遠位部の位置関係はというと

 

内果の後方で後脛骨筋と長趾屈筋の位置関係が入れ替わります。そして、後脛骨筋腱が表層に来るため、触診することが出来ます。また、後脛骨筋のこの部位は、急激に走行が変化し、血管も少ないため、損傷が生じやすい部位となります。

 

そして、内果の後方を通り過ぎると3つの筋肉はそれぞれ足底に向かって走行していきます。この3つの筋肉は足底の付着形態がとても面白いです。この付着形態を知っていれば、自然と作用も理解できます。

 

ということで、内容に移る前に

今回の記事を読むことで
・後脛骨筋の解剖と機能
・長趾屈筋と長母趾屈筋の関係と機能

がざっくりと分かります!それでは、さっそくいってみましょう!

 

後脛骨筋の解剖

後脛骨筋
起始:脛骨、腓骨、下腿骨間膜
停止:舟状骨
神経支配:脛骨神経
作用:足関節内反

後脛骨筋腱は踵舟靭帯の下方では平たくなり、舟状骨結節付着部のちょうど前で3つのコンポーネント(前方・中間・後方)に分岐します。前方の付着部はバネ靭帯や母趾外転筋と連続しています。中間の付着部は長腓骨筋と連続している部分です。

 

後脛骨筋は動的に足部内側縦アーチを支持する機能があります。また、バネ靭帯への付着や様々な骨への付着があるため、静的なアーチの支持や足部横アーチの支持にも重要になります!

 

後脛骨筋について詳しく知りたい方は画像をクリック!

長趾屈筋の解剖

長趾屈筋
起始:脛骨
停止:第2~5趾の末節骨
神経支配:脛骨神経
作用:足関節底屈、足趾の屈曲

長趾屈筋は荷重時に足部アーチを支持する役割や歩行時のTS~PSにかけて筋活動が上昇するため、蹴り出し時の足趾の安定化や効率的な蹴り出しに関与している可能性があります。

 

また、長趾屈筋は長母趾屈筋と交叉枝で連続していることが重要になります。交叉枝については、長母趾屈筋の項にて説明します!

 

長母趾屈筋の解剖

長母趾屈筋
起始:腓骨後面の下部2/3、下腿骨間膜の腓骨側
停止:母趾末節骨底
作用:距腿関節:底屈
距骨下関節+距踵舟関節:内反(回外)
神経支配:脛骨神経(L5-S2)

長母趾屈筋の停止は母趾の末節骨だけでなく、足底で第2および第3趾(まれに第4趾)の末節骨に停止腱が存在する場合があります。というかほとんど連続します!

 

このような報告があります!

I型(FHL腱からFDL腱への一つの分岐)は86%、II型(交差接続)は3脚(3%)、III型(FDL腱からFHL腱への一つの分岐)またはIV型(筋間接続なし)は0脚(0%)、V型(FHL腱からFDL腱への二重すべり)は11脚(11%)であったと報告しています。

Mutsuaki Edama, Masayoshi Kubo, Hideaki Onishi et al: Anatomical Study of Toe Flexion by Flexor Hallucis Longus. Ann Anat. 2016 Mar;204:80-5.

 

こちらの文献では、連続していない割合0%という結果!つまり、何らかの形で100%連続しているということです!

 

長母趾屈筋は母趾の屈曲に作用するだけでなく、第2趾、第3趾の屈曲の役割もあります。つまり、長母趾屈筋を評価する場合は第2~4の評価も一緒に実施する必要性があります。

 

また、長母趾屈筋も長趾屈筋と同様に、歩行時のTS~PSにかけて筋活動が上昇するため、蹴り出し時の足部アーチの支持や蹴り出しの効率化に関与している可能性が考えられます!

 

さらに詳しく知りたい方はこちらの画像をクリック!

 

まとめ

今回の記事は以上となります!

 

3つの筋肉は足底部での付着部は異なっていて、それぞれ機能が異なることがわかります。内側縦アーチを支持する機能は3つの筋肉の機能としてありますが、どのフェーズで足部を安定化させるのかは異なります。

 

それぞれの機能に着目して、介入を行う必要がありますね!

 

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ABOUT ME
Yoshiki
6年間、人工呼吸器、難病の方に携わる機会が殆どでしたが、尊敬する先生に出会い、直ぐ整形外科へ移動!その後2年間、本や研修会を漁り、現在に至る。echoの画像、触診動画撮影🎥をしたり、有益な文献を紹介しています❗️エコー画像や触診動画はYouTubeで無料公開しています。チャンネル登録お願いします♪ またnoteでは整形外科のマガジンも配信しています!気になる方はご覧ください!https://note.com/yk1208mj/m/mce5b2e51c11c
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