こんにちは、cascade (@cascade1510 )です!
私はこれまでに地域リハビリテーション関連の記事を主に書いており、地域包括ケアシステム等についても現状を説明してたりします。
この地域包括ケアシステムを含めた地域リハビリテーションついてはまだまだ理想の姿とは程遠い状態なので、改良の余地は多々あると思うんですが、しかしそれと同時に時代もどんどん進んでいっています。
「IoT」や「AI」といった現在では当たり前のように話題にされているものや、「VR」や「AR」などの新しい技術の進歩、そして「5G」のデータの送受信といった通信網の拡大によって、我々の取り巻いている医療福祉業界も大きく変わろうとしています。
今回はそれらの現状と今後の展望について私見として述べていけたらなと思います。
「5G」通信網の拡大
まずはデータ送信速度の拡大についてです。
現在皆さんは4Gというデータ通信網を当たり前のように利用していますよね。
それ以前は3Gと言うものでした。この3Gから4Gに変わったときには、世の中の変革がだいぶ起こりました。
なんといっても動画や映像などがリアルタイムで送受信できるようになったために、動画のリアル配信やストリーミングといった技術での動画の視聴が可能になっています。
そして今回、5Gも実用可能になってきました。
5Gとは⁈
第5世代移動通信システム。英語: 5th Generation, 「5G」と略記される。1G、2G、3G、4Gに続く無線通信システムである。
引用元:ウィキペディア
では、次の5Gになったらどのようなことが起こるのでしょう⁈
まずは動画の送受信がこれまでよりも格段にスムーズになります。
100倍以上になるとの試算もあります。
例えば2時間の映画などはものの数秒で全てダウンロードできるようになると言われています。
さらにVR(バーチャル・リアリティ)などの3次元のデータ情報のやり取りもスムーズになっていくため、これらの実際の利用もより身近になっていくと思われます。
そして我々セラピストが最も関係しそうな技術としては、「遠隔医療」があります。
この「遠隔医療」というのは、直接手を触れる距離ではなくても遠隔的に操作やコミニケーションができる医療ということです。
例えば病院内での外科手術などは、病院内にある手術用ロボットを手術室とは別の場所から遠隔的に操作をして手術を行うことができるという画期的なものです。
あとは、遠く離れた患者さんに対してインターネットを使って問診をしたり、簡単なバイタル測定や画像診断なども行えるようになるかもしれません。
このような内科や外科といった、患者さんと対面して行うことが当たり前であったものが、遠隔によっても可能になる技術が手に入る、ということです。
そうなるとリハビリテーションはどうでしょうか⁈
例えば運動指導や症状の問診などはモニターを通じた遠隔での対応が可能になるのではないかと思います。
実際にすでにこの4Gの時代でも遠隔リハビリテーションと言うものを行っているものも増えてきています。
例えば、バックテックという会社が行なっている「ポケットセラピスト」と言うサービス。
これは、腰痛や肩こりなど症状を訴える方々に対して、理学療法士や作業療法士などのセラピストがスマホなどを通じて遠隔的に運動指導などを行うシステムです。
現在は会社勤めの従業員などに対する産業リハビリテーションとして運用を行っているようです。
今後はこのような流れが加速していきそうですし、そこに携わるリハビリテーション専門職も増えていきそうです。
ロボット技術の進歩
現在いろんな産業においてロボットの活躍が目覚ましいですが、医療介護業界においても同様です。
例えば、上記にもあったように、手術用ロボットも進化を続けていますし、介護業界においては、あの落合陽一氏が率先して開発に携わっている車いすとロボットの融合、そして自動運転化に向けた試みも行っています。
https://pixiedusttech.com/project/#c3
あとはリハビリテーションに大きく関係するものとしては、歩行支援用ロボットとして歩行をアシストするものも進化をしています。
また、ホンダの「Honda歩行アシスト®︎」
株式会社スペースバイオラボラトリーが特許を持っている「RE-Gait®︎」
このほかにも様々な企業がしのぎを削って開発に携わっています。
おわりに・・我々として何ができるか⁈
上に挙げたものはほんの一例ですが、時代が刻々と変化し続けており、我々リハビリテーション専門職を取り巻く状況も日々変化しているといえます。
そのような中で、これまでと同じようなリハビリテーションを漫然と続けていけるかどうかも疑問になってきます。
ではどのようにすれば良いのか?
まずは情報の収集など現在の時代の流れについていくことが肝要です。
その上で自分なりに情報を整理し、活用していくこと。
むしろ自分が時代を作っていくんだと言う気概を持って臨んでいくのが良いのかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
充実の“note”で飛躍的に臨床技術をアップ
CLINICIANSの公式noteでは、ブログの何倍もさらに有用な情報を提供しています。“今すぐ臨床で活用できる知識と技術”はこちらでご覧ください!
実践!ゼロから学べる腰痛治療マガジン
腰痛治療が苦手なセラピストは非常に多く、以前のTwitterアンケート(回答数約350名)では8割以上の方が困っている、35%はその場しのぎの治療を行っているということでしたが、本コンテンツはそんな問題を解決すべく、CLINICIANSの中でも腰痛治療が得意なセラピスト(理学療法士)4名が腰痛に特化した機能解剖・評価・治療・EBMなどを実践に生きる知識・技術を提供してくれる月額マガジンです。病院で遭遇する整形疾患は勿論、女性特有の腰痛からアスリートまで、様々な腰痛治療に対応できる内容!臨床を噛み砕いてゼロから教えてくれるちょーおすすめコンテンツであり、腰痛治療が苦手なセラピストもそうでない方も必見です!
実践!ゼロから学べる足マガジン
本コンテンツでは、ベテランの足の専門セラピスト(理学療法士)6名が足に特化した機能解剖・評価・治療などを実践に生きる知識・技術を提供してくれる月額マガジンです。病院で遭遇する足の疾患は勿論、小児からアスリートまで幅広い足の臨床、エコー知見などから足を噛み砕いてゼロから教えてくれるちょーおすすめコンテンツであり、足が苦手なセラピストもそうでない方も必見です!
実践!ゼロから学べる肩肘マガジン
本noteマガジンはCLINICIANSメンバーもみんな認めるベテランの肩肘治療のスペシャリスト(理学療法士)5名が肩肘の治療特化した機能解剖・評価・治療などを実践に生きる知識・技術として提供してくれます。普段エコーなどを使って見えないところを見ながら治療を展開している凄腕セラピストが噛み砕いてゼロから深いところまで教えてくれるので肩肘の治療が苦手なセラピストも必見のマガジンです!
YouTube動画で“楽しく学ぶ”
実技、講義形式、音声形式などのセラピストの日々の臨床にダイレクトに役立つコンテンツが無料で学べるCLINICIANS公式Youtubeチャンネルです。EBMが重要視される中、それに遅れを取らず臨床家が飛躍的に加速していくためにはEBMの実践が不可欠。そんな問題を少しでも解決するためにこのチャンネルが作られました。将来的に大学や講習会のような講義が受けられるようになります。チャンネル登録でぜひご活用ください♪登録しておくと新規動画をアップした時の見逃しがなくなりますよ!
※登録しておくと新規動画をアップした時に通知が表示されます。
なお、一般の方向けのチャンネルも作りました!こちらでは専門家も勉強になる体のケアやパフォーマンスアップに関する動画を無料で公開していますので合わせてチャンネル登録を!