フットケア

【足部の評価と治療】縦アーチ高率の計測方法と解釈

理学療法士&フットケアトレーナーのだいきです。

今回は縦アーチ高率の計測方法と解釈についてご紹介していきます。

メジャーさえあればどこでも実施できる簡便な方法であり、色んな場面で役立つのでぜひ覚えておきましょう♪

なお、CLINICIANSのブログでは以前に後足部アライメント、過剰な後足部回内・回外で起こるトラブル、また簡易的に後足部の回内外を評価する方法なども載せておりますので併せて確認してみてください。

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縦アーチ高率とは

レントゲン画像から内側縦アーチの高さを算出し偏平足を診断する方法に横倉法というものがありますがレントゲンを用いずに体表の指標から内側縦アーチの高さを評価するものを縦アーチ高率といいます。

「縦アーチ高率」はレントゲンで算出する横倉法と相関が高いという報告がありますので、僕は臨床で内側縦アーチの低下を評価する際に使用しています。

この評価は体表の指標で短時間で計測できるという大きな利点があります。

 

縦アーチ高率の計測方法

荷重位での足部の状態で評価します。

必要な数値は足長と地面からの舟状骨の高さです。計算式としては

縦アーチ高率(%)=舟状骨高(㎜)/足長(㎜)×100

という式で算出できます。

 

足長の測り方は以前に投稿している足サイズ計測の方法をご覧ください。

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以下の写真の例で縦アーチ高率を算出してみましょう。

・舟状骨高45㎜

・足長252㎜

縦アーチ高率=45(㎜)/252(㎜)×100=17.8(%)

縦アーチ高率は17.8%となります。

 

縦アーチ高率の解釈

数値が小さいほど内側縦アーチが低下しているという解釈で良いと思います。

清水らはレントゲンにて偏平足と診断された28足を対象に縦アーチ高率における偏平足の基準値を検討した結果

・男性は16.4%

・女性は14.6%以下

であると偏平足が疑われると述べています。

この報告に関して症例数や年齢等のこともあるのであくまで目安の値であるということには注意が必要です。

 

レントゲン検査をしなくても偏平足の予測が立てることができるので地域での活動や道具がメジャーしかない!なんて時にも計測できます

また自身が行った治療の効果を見るために治療前後での数値を用いた比較なども行えます。

 

今回の評価方法が少しでも皆さんの臨床にお役に立てれば幸いです。

最後までご覧いただいきありがとうございました!

 

参考資料

・清水新悟ら.偏平足に対するフットプリントとアーチ高率値の信頼性,2009,臨床バイオメカニクス30巻
足部・足関節理学療法マネジメント 機能障害の原因を探るための臨床思考を紐解く [ 片寄正樹 ]
運動機能障害の「なぜ?」がわかる評価戦略 運動機能障害の「なぜ?」がわかる評価戦略 [ 工藤 慎太郎 ]

 

その他、以下の記事も併せてご覧いただくとフットケアの理解が深まります。興味がある方はご参照ください。

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たけ
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理学療法士&ピラティスインストラクターをメインに姿勢・パフォーマンス改善のプロとして活動中! 過去には世界で最も患者が多い病院、某大学病院で超急性期のリハビリテーションに貢献。その他にも認定脳卒中、呼吸療法認定士、ガンリハなどの資格を保有。 超急性期から障害予防までの多岐にわたる分野の記事を執筆中!
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