フットケア

評価や治療に役立つ扁平足の2つのパターンについてわかりやすく解説!

こんにちは、鳥取県米子で体作り専門店を営む、運動と靴が好きなRyoko(@sprittr7です。

今回は扁平足について。

扁平足

足の裏の土踏まずがないことを指しますが

私は評価をする際、見た目だけで判断していません。

 

扁平足には2つのパターンがある

扁平足に、パターンがあるのを知っていますか?

(便宜上、今回はパターンと表現させていただきます)

 

どういうパターンかというと

・先天的な扁平足

・後天的な扁平足

です。

 

【パターン1】先天的な扁平足

まず、先天的な扁平足は

外脛骨という舟状骨の一部が出ているとなりやすいです。

 

舟状骨の足底面には、後脛骨筋、長趾屈筋、長拇趾屈筋が通り

もっと表層には足底腱膜があります。

 

外脛骨が出ているとこれらの筋肉が

足底面の表層、つまり足の裏側に広がりやすいので

見た目は扁平足に見えることがあります。

 

実際、足の裏のアーチが形成されていなければ扁平足と言われます。

 

外脛骨は、先天的な骨格の特徴で

それ自体が問題になることはありません。

 

しかし、この付近に痛みが出ると

有痛性外脛骨と呼ばれる怪我になります。

 

【パターン2】後天的な扁平足 

続いて、後天的な扁平足は

筋肉が発達して分厚くなり

土踏まずがないように見えます。

 

足底腱膜、母趾外転筋などの筋肉が発達しているので

機能的に足の力が強い人もいます。

 

このような筋肉の発達による扁平足様の足の場合は

例えば中足骨疲労骨折になることがあります。

詳細に評価をしてみると扁平足で起こったと思っていたらハイアーチだった!

ということもあるわけです。

 

扁平足、ハイアーチはその後の対応、治療プログラムが変わりますよね。

 

終わりに

上記を押さえた上で

見た目で判断するのではなく

機能的に「扁平足」で問題が起こるのかどうか

を判断することが必要だと思います。

 

臨床では、痛みや機能低下の原因を評価で見つけ、機能向上につながる運動を提案しましょう。

 

運動は難しいものでなくていいです。

例えば以下のような感じ。

足底筋群が疲れやすいので「足の裏のマッサージ」を指導

ウィンドラス機構として「タオルギャザー」

足趾の分離運動として「グーチョキパー」

床をつかんで下腿三頭筋との連動を出す「つま先立ち」 etc..

 

「扁平足」かどうかを気にするだけで

見た目に騙されず

機能的に判断する習慣

を身に付けるいい練習になると思います。

 

ぜひお試しください☆

 

最後までお読みいただきありがとうございます!

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